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ますぶち園のあゆみ

「安心・安全」をお茶の間にお届けするために

400年以上の歴史を誇る、
岐阜県美濃地方のお茶「白川茶」

木曽川水系飛騨川の支流である、白川、黒川、赤川沿いの傾斜地を中心に栽培されているの「白川茶」です。白川茶が栽培される茶畑でも、標高が一番高い場所に位置するのがますぶち園の茶畑で、その標高は550メートルから650メートルです。山間地特有である、昼夜の温度差を利用し栽培される白川茶の歴史は大変古く、その始まりは400年以上にも遡ると言われています。

朝夕の川霧で常に適度な湿り気があり、茶の栽培に適した土壌で育つ白川茶は、香り高く、深みのある味わいの“高級茶”として知られています。

7軒の農家から始めた、厳しい自然と向かい合いながら取組んだ丹精込めたお茶づくり、
そして今、「安心・安全」なお茶をお届けする取り組みが行われています。

昭和41年4月、7軒の農家が集まり山野を開拓し茶畑にしました。続いて「鱒渕茶生産組合」を発足し、工場を建設して荒茶の生産を開始し、市場への出荷が徐々に始まりました。
その後、当時の地元茶農家では珍しい、栽培→ 荒茶製造→ 再製加工→ 仕上、焙煎加工→ 包装 →販売までの全ての工程を、自社が責任を持って一貫して行う新しい体制をつくりあげました。
この間、厳しい気象条件の中で、毎年のように晩霜の被害を受けたりしながらも、周囲の協力と関係機関のご支援等をいただきながら今日のますぶち園となりました。

現在では、販売事業を「株式会社ますぶち園」、荒茶加工工場を「農事組合法人黒川茶生産組合」、畑の管理を「農事組合法人鱒渕茶園」として組織を分けておりますが、私どもますぶち園は、この3つの事業を総して“ますぶち園グループ”として運営しております。

山間部の限られた農地と人員の為、生産量としてはそれほど多くはありませんが、限られた範囲だからこそ、目の行き届いた丁寧な栽培管理と、限られた人員だからこそ、生産者、管理者、販売者の顔が見える安心・安全を保障できるお茶の生産と販売を行っています。
発足当時は珍しかった生産から販売までを一括して行う取り組みを、今から約50年以上も前から続けて来られた事は、私どもますぶち園にとって大きな誇りとなっています。

知名度という名の壁、
そして、製造直売(一貫システム)のはじまり

実はこの「販売」までの一貫体制を築き上げた裏にはこんなエピソードがあります。
創業当初、どれだけ自信のある良いお茶をつくったとしても、茶畑が高地にあるために収穫時期が遅れてしまい、市場の取引において価格面で不利に働いてしまいました。

「これは自分達で販売するしかない」

そこで始めたことは、製品化して販売店や消費者への直接販売でした。しかし、そんなに簡単にいくものではありません。何せ商売の素人ばかりが販売に出てもなかなか相手にもして頂けず苦労をしました。また、地元以外の土地へ出向けば“知名度”という壁が私どもに大きく立ちはだかり、予想以上に経営は思うようにいきませんでした。

当時はまだ、知名度の低いますぶち園のお茶を、直接自分達で売って歩く事は、想像以上に大変な事だったと創業者である先代から聞いております。

しかし、その苦労はある百貨店の誘いを皮切りに、お茶売り場や催事場での試飲販売、地方物産展の催事に呼ばれるなど、販売の機会を得られるようになり、それまでの苦労は少しづつ報われていく事となりました。私たち2代目も全国の百貨店等へ出張し、多くのお客様と直接お話等をするなどの経験の中でいろいろと吸収することができました。
これらを通し、北海道から沖縄まで全国のお客様に“直接”味を知ってもらう事、生産者である私達の想いを“直接”伝えられた事で、徐々に「また買いたい」というお声を、全国から頂ける様になっていったのです。

これらの機会に苦労はたくさんありましたが、ますぶち園においての“転機”といえる出来事となりました。

安心と品質が評価された 
「農林水産大臣賞」受賞

いろいろな経緯の中で、茶畑で一生懸命育てたお茶が、平成2年、第43回関西茶品評会において「農林水産大臣賞」を受賞。その後、毎年の出品茶も上位入賞をしております。
知名度ではなく、お茶そのものの「品質」と「味」の良さ、生産者の顔が見える「安心・安全」を認められたのです。

創業者達の想いを受け継ぎ、
未来へ繋ぐますぶち園のこれからのカタチ

ますぶち農家の二代目として生まれた私たちが、お茶一筋で40年以上生きてこられたのは、創業者の方々のしっかりとした土台があったからだと思います。

2代目のひとり 田口 常昭

今でこそ、「飛騨美濃特産名人」や「地域特産物マイスター」の認定、また、茶業振興の役職や全国の手もみ茶振興会の理事などを務めさせていただいておりますが、創業者の方々のしっかりした土台がなければ、今のますぶち園はなかったでしょう。

そして、次は私達がこのますぶち園を、創業者の想いに恥じぬ様、未来へ繋いでいかねばなりません。

「安心・安全」とは何か?

それは、お茶そのものの品質の問題だけではありません。会社として、働いている従業員の労働環境も健全でなければ、本当に安心で安全なお茶はつくる事が出来ないというのが、ますぶち園の考えです。
また、ますぶち園では、自社目線の安心基準ではなく、外部からの視点も大切にしています。

ますぶち園
ISO9001:2015(品質マネジメントシステム)の認証、有機JAS(農薬や化学肥料を使わない食品の取扱工場)の認証
茶畑及び加工施設
JGAPの認証(食の安全や環境保全に取り組む農場及び加工施設)
3代目の社長 各務 泰則

品質を守り、想いを繋ぐ。
茶畑からお茶の間の直行便。

ますぶち園はお客様に、本当の「安心・安全」をお届けします。

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