1.ますぶち園のご案内
鱒渕茶園の春夏秋冬
■春
3月中旬 茶畑での作業が始まり、茶畑には作業する人が戻ってきます。
施肥や茶株面をそろえる春整枝が順次行われ、新茶に向けての準備がだんだん整っていきます。
4月初旬 桜が咲きはじめる頃、茶樹から新芽の赤ちゃんが殻を割って出てくる(萌芽)!
このころから寒の戻りで遅霜が来ないか心配な日々が始まります。
5月中旬 萌芽して40日ほど経った茶畑は新芽のグリーンが鮮やかになり、私たちも今年のお茶のできばえや一番茶の摘採スケジュールのことでわくわくした雰囲気になります!
5月下旬 一番茶摘採スタート!成長した新芽は新芽の成長度合いを見ながら摘採機で刈り取ります。
温暖な鹿児島では4月中旬~下旬に摘採が始まりますが、鱒渕茶園は鹿児島から遅れること1ヶ月!5月中旬~下旬に摘採が行われるんですよ。
一番茶の摘採後は二番茶に向けての施肥、防除、裾刈りと、茶樹のリフレッシュともいえる更新作業が行われます。
更新を行うことにより母枝が新しくなるため、翌年の一番茶はみずみずしくて伸びのある新芽となります。
更新された茶畑
更新された茶畑は枝だけの状態になってしまいますが、強い生命力で芽吹いた芽が夏から秋にかけてしっかり成長します!
■夏
7月初旬 二番茶の摘採が行われます。
この季節は梅雨末期なので雨間を見ながらの摘採作業となることが多い・・・
8月中旬 2番茶の摘採が終わり茶畑の周りにはススキが生い茂ってくるけれどそのままに・・・
暑いさなかでも施肥や畝間の草取りをしたり、道路周り・法面などの草刈りをしたりと作業はいくらでもあります!
8月下旬にはススキの穂が伸び、山からはツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきます。暑い中にも秋の気配が感じられるようになります。
■秋
10月下旬 秋整枝とススキの刈り取り・敷き込みが行われ、3月から始まった茶畑の作業は一段落します・・・
茶畑には所々で茶の花が咲く
紅葉が目を楽しませてくれます
夏の間茶畑の周りに茂っていたススキは刈り取って敷き込む
ススキは茶畑の防寒対策や天然の有機肥料にもなるありがたい存在です!
二番茶後から伸びていた芽は少々もったいないですが秋番茶には加工せず刈り落としていきます
■冬
1月 1年で最も寒い季節
雪はそんなに降らなくても標高が高い茶畑の冷え込みは厳しい!(最低気温が零下10度まで下がる日もあります)
うっすらと雪をかぶった茶畑
春の訪れが待ち遠しいですね・・・